Webの基本知識を学ぼう
2023.02.04 HTML
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末が多く普及している現在、Webサイトの閲覧は当たり前に行なうようになり、「Web」という言葉は、日常生活で多く目にするようになりました。
では、そもそもWebって何のことか、Webページがどのようにしてブラウザに表示されているのか、いまいち理解できていない方もいらっしゃると思います。
ここでは、「Web」についての説明、Webサイトが表示されるまでの流れについて、解説していきたいと思います。
そもそも「Web」って?
Webとは、インターネット上で利用できるサービスの1つで、テキスト・画像・動画などの様々な情報の閲覧を可能にするシステムのことを指します。
World Wide Web(ワールドワイドウェブ/www)の略称です。
「Web」とは、蜘蛛の巣という意味の英単語で、wwwは「世界規模の蜘蛛の巣」という意味です。
蜘蛛の巣?と思う方も多いと思いますが、無数のコンテンツが蜘蛛の巣のように世界規模で結び付けれていることから、そのように呼ばれています。
WebサーバとWebブラウザ
Webの仕組みとして、情報を提供する側と情報を求める側の2つの立場が存在します。
この情報を提供するコンピュータを「Webサーバ」と言い、情報を求めるコンピュータを「Webクライアント」と言います。
求めた情報をWebクライアントが受信した際に、人間が閲覧できるように、情報の内容を整形して画面に表示するために用いるものを「Webブラウザ」と言います。
また、情報を求める時に、情報資源の所在を指定しなければいけません。その指定を行うときに「https://example.com」などの「URL」という表記法を使用します。
「URL」とは、Webサーバを指定する「ドメイン名」と、情報の位置を指す「パス」を繋げた表記法となっています。
Webのサービス
Webを使ったサービスは、2つの種類に分かれます。
・ Webサイト
・ Webアプリケーション
Webサイト
Webサイトとは、Webページのまとまりのこと。
htmlファイルに記載されている文章や画像などを、CSSを使ってレイアウトを整え、JavaScriptで動きを付けて、閲覧者に情報を見るためのもの。
「情報を求める」「情報を渡す」など、静的な動作を行うことができる。
「Webサイト」と「ホームページ」の違いとは?|Webの基本知識を学ぼう【番外編】
Webアプリケーション
Webサイトのように情報の受け渡しだけ行う静的な動作ではなく、Webアプリケーションは利用者の要求に基づいてコンピュータプログラムを実行して、何らかのデータ処理を行うことができるソフトウェアのこと。
ブログなどの記事の書き換えや、ECサイトなどのショッピングもWebアプリケーションで構成されている。
Webブラウザ自体もWebアプリケーションの1つです。
Webサイトが表示されるまでの流れ
Webについて、簡単に説明をしましたが、では、Webサイトが表示されるまでの流れはどのようなイメージなのでしょう。
先にも述べましたが、Webには、情報を提供する「Webサーバ」と情報を求める「Webクライアント」の2つの立場が存在します。
Webサイトを表示させる順序は以下の通りです。
1、まず、「Webクライアント」から、URLを入力して、閲覧したい情報を求めます。この行為のことを「リクエスト」と言います。
2、「Webサーバ」は、求められた「リクエスト」に対して、正しい情報を返します。この行為が「レスポンス」です。
3、最後に「Webクライアント」が、返ってきた「レスポンス」の情報を、「Webブラウザ」を処理を行い、画面に表示します。
この3つの流れがWebサイトが表示されるまでの流れです。
ちなみに、上記で言う「情報」には、htmlファイルやcssファイルなどのWebページを構成するためのファイルを指します。